December 14, 2001

銀行と腹ごしらえ
到着後、前回果たせなかったe-bankingのアカウントをHang Seong Bankで開いた。金曜日の夕方であったせいかかなりの混雑で、30分強銀行の2階と3階を行ったり来たりして費やしてしまった。円換算のレートはここ20年来の悪さ。故に日本円で残すことにしたがなんと手数料が0.4%も取られた。やっと銀行から抜け出し、外にあるATMにて無事PIC(personal ID code)の変更もすませられた。まずはちょっと腹ごしらえ。随分前の旅行の時から目をつけていたB級グルメのレストランを物色。人々ネットでもたびたび話しが出る蝦ワンタン麺を食べる事とした。Tomは牛バラ肉の麺を食べていた。スープが別別になって出てきたが、無論ぶっ掛けて食べる人も少なくはない。本日の一軒目の店はOmuni The Prince Hotel前あたりのワンタン麺世家というところ。店構えまあまあ、店内はきれい。愛想も良いほう。料金はほんのちょっとだけ高め、28ドルから32ドル。野菜のオイスターソース掛も25ドルしていたが場所柄しょうがない。おいしかったので◎としよう。

窓越しのクリスマスイルミネーション
ホテルはいつもの定宿。何も言わなくてもハーバービューにしてくれている。クリスマスイルミネーションがにぎやかに見える。今年のペニンシュラ左側はキディちゃんにお星様きらきら、対岸は右から花火系、馬、エンパイヤーステート型やらドラゴンチックな物までフラッシュしている。今気がついたのだが毎年対岸のイルミネーションのデザインが違う。大きなネオンサインはカイタク空港の頃フラッシュさせてはいけないかったが イルミネーションのフラッシュOKになったのがいつだったかはまったく気がつかなかった。今回はアポをあまり入れずゆっくりと過ごしたい。冷蔵庫のビールを飲みながら静かにシャムスイポ(電脳街)へ出かけてしまったTomの帰りを待つとしよう。

夜の8時を過ぎた頃Tomが重い荷物を抱えてかえって来た。前に行ったことのある福隣門のとなりあたりにあるうまい四川料理でインゲン豆と牛肉の炒め物でも食べようと思っていたが、両人とも昨日の寝不足より疲労が募り近場でという事となった。New World HotelにDynasty(満福楼)という広東レストランがあるのを見つけた。凱悦軒では敷居が高く夜はそれなりの服装でなければ気がひける。早々に満福楼に電話を入れ席の確認をした。時間を9時とずらしたのも手づだってかラッキーにも予約が取れた。雰囲気は大人。客層もいい。なんと入っても騒ぐガキを連れた人がぜんぜんいないのである。ここで私は今回の旅の目的である鳩とサンラータン(酸辣湯/hot & sour soup)を一騎に制覇したのである。更に卵の白身と海の幸を柔らかく調理された絶品とも言うべき食べ物を口にした。締めくくりは冬の間によく登場する釜飯(ボウ仔飯/ボウチャイファン)を山盛り2杯お代わりして今日の食事を終えた。このレストランは大当たりだった。味は上品で広東にしてはさっぱりタイプ。まさに疲れを貯め込んだ私にもってこいの場所となったのである。ああ本当に食の香港だ。だからこんなに惹かれるのである。

もうここで気づいている方はいらっしゃるでしょうが、FloraとTomも皆さん同様、軽く1日4食を平らげる仲間なのである。
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