フローラの小さな庭 2001
5月になって

5月のゴールデンウィークもすぎ、日に日に気温が暖かくなってきました。我が家の黒柴も長い舌をだして季節の移り変わりを感じているようです。


年号と季節

詳細画像

カザニア

キク科Compositaeのカザニア(クンショウギク)属Gazaniaは南アフリカに16種が分布する多年草で、カザニアも原産地は南アフリカですが、日本では一年草として扱います。花は、黄,オレンジ,赤,白などを基本に、花弁の基部に黒や赤の複雑な模様が入り、それが勲章のように見える事より勲章菊の別名があります。開花期も長く、春から秋まで咲き続けますが、最も旺盛に咲くのは春になります。又、花は日の光に当たると開き、朝開き夕方に閉じ、雨や曇りの日も花は閉じます。最近品種改良が進んで夕方閉じない品種もできつつあります。

栽培の基礎知識

日本では、通常秋まきの一年草として扱われますが、まれに多年草化することもあります。発芽温度は15〜18℃で、3〜4月と9〜10月が種播きの適期です。取れた種子は普通綿毛に覆われているため吸水しにくく、なかなか発芽させにくいのですが、市販の種子はクリーンシードといって綿毛を除いてあります。

水はけのよい用土(赤玉土:砂:腐葉土=5:2:3など)に、床まきします。嫌光性種子で、明るいと発芽しないため、覆土は5mmくらいの厚さにしましょう。7〜10日くらいで発芽し、本葉3〜4枚でいったんポリポットなどに鉢上げします。

秋播きですと、そのまま冬に突入しますが、半耐寒性なので、フレームか室内での管理が必要です。また、生育した株でも本来は多年草なので、同じ条件下で越冬させれば、多年草化します。

種類

F1デイブレイク
極早生大輪で、日が当たらなくても花の閉じにくい品種です。品種名では 「デイブレーク・ガーデン・サン」や「デイブレーク・ブライト・オレンジ」

サンシャイン
鉢植え向きで草丈約30cm、花径6〜7cmの巨大輪。赤,黄,白,橙があります。

ミニスター
花立ちの多い大輪種。

コロラマ
草丈約15cm矮性タイプ。花径も約5cmと小輪多花性。

タレント*
早生で花径7cmの大輪種。銀葉で花色との対照が非常に美しい。
ラベンダーも群生となって咲き出しました。でも今年は元気がありません。冬の寒さが関係しているのか、強風で幹が倒れてしまったのが原因か....今のところはなぞです。毎年ほったらかしでもたくさん花をつけてくれるのですが...
宿根の花がおおいのは、フローラの性格です。そう手がかからず強健であるからです。

左からパルドサム、チャイブス そしてオレンジの花はガザニア

和名:ガザニア(キク科カザニア(クンショウギク)属)
 学名:Gazania.rigens
 別名:クンショウギク(勲章菊)

乾燥が好きな花ですので庭で植えっぱなし、水などやったことがないです。でも時々追肥します。花付きが悪くなったら土に問題ありか暑すぎるかです。シルバーリーフをよくブーケに入れています。フローラのガザニアはタレントです。
今年のシルバーエリア
どうも白妙菊が伸びすぎて他の植物が押されぎみです。
セージに花がつきました。


Early Spring 2001