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英国庭園・イングリッシュガーデンの魅力
イギリスはガーデニングの国といっても過言ではないでしょう。数々の有名なガーデニングショーを開催し、国民こぞって庭作りを楽しむ国です。本当にどんなに狭いエリアでも綺麗にお手入れされています。
イギリスで最初の庭作りがなされたのは、ローマ人による占領時代、1世紀頃にさかのぼります。修道院のハーブ園を経て16世紀のチューダー王朝時代に権力の象徴として華やかなノット式の庭が形成。 17世紀にはイタリア、フランスの影響を受けフォーマルガーデンが好まれるようになり、チャールズ1世時代にはノット式ガーデンがさらに細かくなり刺繍をほどこしたような花壇と変化してゆく(バーテアガーデン)。 オランダの影響にて運河やトピアリーを造形したガーデンもこのころから見られるようになりました。
18世紀になると囲みを取り外した英国独自の発想が生まれてきます。これがいわゆる風景式庭園-ランドスケープガーデンである。Capability
Brown氏(庭師)により建物、庭もすべて自然に近い形を造形されました。 Kewのコレクションにもあるように、世界の珍しい植物たちもこのころのプラントハンターたちが収集。 やがて次世紀のヴィクトリアン時代にはガードネスクといわれる大きく豪華な装飾も施されいろいろな珍しい植物なども用いた庭園となっていったとのことです。
ファッションにも流行のサイクルがあるように、19世紀の終わりころから庭園にもスタイルのサイクルが見られるようになりました。 豪華な装飾を除き、より自然体へと戻す動きが園芸家William
Robinson氏により広まってきました。女性のガーデンデザインナーGertrude Jekyll
女史により色彩の組み合わせや葉の色組み合わせにおいても新しい発想が生まれてきました。ヒドコット・マナーやシシングハースト城のガーデンなどが代表作となるコテージガーデンスタイルなどはすべての植物が自然体に見えるように配置されております。
英国のアレンジメントも、こんな自然体の流れから今日にいたっているのでしょうか.......
参考文章 Women of Horticulture