もっと素敵にフラワーアレンジメント 毎月のフラワーデザイン集
キク科のマトリカリア。レッスンで入荷するのはほぼ90㎝クラスの茎もしっかりと長く良質なモノです。気温の低い時はじっくりと水揚げさせればよいのですが、かなりの数量の花がついている場合は注意が必要です。先ずは小さすぎるつぼみを切り落とします。葉もある程度のレベルまでさばきます。すっきりした所で新聞紙をくるりと巻きお湯を沸かします。カンカンに熱くなくてもよいのですが鍋にふつふつと空気がたまり始める時を目安に火を止めます。花瓶一杯に水を張り(深水です)鍋の横に準備。茎を斜めに切りそろえお湯の中へ3㎝、約30秒。茎の色が変わり空気が抜けてきた所で花瓶に移します。新聞紙はしばしそのままで。数時間経つと花に水が行き渡ります。
しっかりと水が上がった花はアレンジしても美しく、又たいへん長持ちしてくれます。写真は2月27日現在のもの。生徒さんが切り落とした部分をカップに挿して置いたものです。購入から約3週間。季節的な事もありますが、それでもお花が長く持ってくれるのは大変嬉しい事ですね。Feb
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寒さが一番厳しい2月は何か柔らかく温かみのあるアイテムを取り入れる事にしました。ウールや羽、春先の球根植物で季節限定のブーケを作りました。ウールを用いたフレームに球根付のムスカリをセット、好みの花を束ねて羽をあしらうだけのシンプルなものです。ウールと羽は天然資材の為どちらも植物との相性は抜群です。鳥の羽は今季のヨーロッパトレンドとなります。選ぶ花によってブーケの表情も変り隣の人と比べながら楽しいレッスンでした。 寒さも厳しく春が本当に待ち遠しいこの頃です。 Feb 14