フラワーアレンジメントや季節の花、気になる事など先生からのメッセージ
香のよい花やハーブを集めたブーケがイギリスのジョージアン時代(1714-1760)頃か始まり、ビクトリア時代(1820-1901)には大流行。想いを花ことばに託し愛おしい相手とのコミュニケーションを楽しんでいました。もちろん花の意味をきちんと理解していないととんでもない事になるため、当時の貴族の方々はみなさんそれなりに花について、特に花言葉については知識が必要だったと思います。花にメッセージを託すのは、もともとは自由な恋が許されないイスラム社会の習慣だったようです。ただ束ねられたブーケから、時代が進むにつれレースを付けたり、メタルのホルダーなどに入れられたリと次第に装飾性も加ってきたようです。詳しい説明はブログに載せております。Say
it with flowersで日高のブログを検索してください。
レッスンではスケルトンリーフを使ったフレームに、香る花のブーケを作りました。 紫色は大人の色ですね。花ともマッチして素敵なブーケができました。
3月のレッスン
球根付きのムスカリは薄いブルーが今年のトレンドです。一週間以上楽しめますが葉先が茶色くなりますので、その部分はメインテが必要です。中央の小さな花は勿忘草。ドイツの伝説にドナウ川にいた若い騎士が恋人のために花を摘もうとし川に転落。岸にいた恋人にその花を投げながら僕を忘れないでと言い残したというお話しから
'Forget-me-not'という名前がついたとの事 (ref:
Wiki)。可愛い花は我がクラスでも人気ですぐに完売。繊細ですがしっかりと水揚がされ、切り戻しなど日々のメインテがされていればそれなりに長く楽しめます。ベラドンナに似た質感のテコフィレア ゼフィラ・エレガンス。茎は細長く葉もあまりついていないためブーケにもアレンジメントにも万能でした。花もちも1週間は美しさを保っていました。
ラケナリア コンタミナータ。ワイルド感溢れる花でほのかな香りも楽しめます。茎の色がいかにも寒さに耐えていましたという感じの強健さが見られとても魅力的です。キジカクシ科でオーニソガラム、シラー、ムスカリ属も同じファミリー。花の付き方がほぼ同じですね。ナチュラルアレンジメントに大活躍です。
バラの「ラヴェンダーヘイズ」、偶然にも昨年の3月使った花でした。「山際すこしあかりて紫立ちたる雲の。。。」雰囲気でしょうか。葉が大きく大地のパワーを感じるバラでした。栄養がよくバラとは思えないくらい長持ちしています。
3月のフラワーリスト
家人が海外出張から戻ってきました。ポケットにあったのは数枚の黒いナプキン。黒い紙ナプキンはお目にかかった事がありません。これはアメリカの大企業のカフェテリアにあった物との事。家にあるナプキンと同じ場所に置くことにしました。10日経ってもそのナプキンだけは使用されませんでした。黒というイメージは固い
抑圧 脅威 重たいなどどちょっとネガティブですね。その企業の狙いは色の特性によりスタッフのナプキンの大量使用を抑制しようとするものです。おそらく素晴らしい効果を発揮していると思います。色は人の心理にも影響を及ぼします。少しだけルールを知っているとアレンジメントも楽しめます。
楽しむフラワーアレンジメントですが、初めからきちんと学ぶ事大切です!料理と同じでコツを押さえると、意外と簡単にできちゃうものです。
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