もっと素敵にフラワーアレンジメント 毎月のフラワーデザイン集 フラワーアレンジメント教室
フラワーデザイナーたちにはもうお馴染みの資材「経木」。ヒノキやスギなどを薄くスライスしたもので、食品を包む日本由来のエコマテリアル。お肉お魚お弁当のおにぎりなどかなり昔から様々な物を包んでいたようです。空気を通すため植物の蒸れはなく、また植物との相性も抜群です。そんな資材でブーケのフレームを思い立ちました。今まで使わなかった理由は、お弁当を包むものとのイメージがあまりにも強かったためです。
作品
パレレルは茎を平行に、交わる事のないようにアレンジもしくは束ねる事です。パラレルアレンジメントは同じ植物を等間隔に配置しやや人工的な趣に仕上げます。ナチュラルではないためデコラティブの分類です。平行に茎を束ねるブーケはパラレルブーケと呼び、スパイラルと区別されます。シンプルで簡単。だからこそきちんと束ねたいです。高さがあっても机の上できちんと直立している事が基本です。 使う材料に関しては柔らかくて曲げやすい茎を持つもの、バインディングポイントから下はできれば真っ直ぐな茎のほうが扱いやすいです。硬くても時と場合によってはよい向きで動きを出す材料になりますので、使う植物をよく見る事が大事。植物を知りその特性を理解していれば材料選びも比較的容易です。パラレルブーケは海外のウエディングでよく使われるテクニックです。
7月のレッスン
暑い時期が始まりました。暑さに強い植物を考えてみました。南国の花はだいたい気温高な環境を好むのですが、それでも一週間で終わってしまう花もあり、ほんとうに厳しい季節ですね。
左からサトイモ科のアンスリウム'ルイ'
中央は沖縄県産のデンファレ 肉厚で存在感あります。オーキッド類は茎をこまめにリカットしてゆくと長持ちします。もっとも他の花にも言える事ですが、水替えをしきちんと切り戻してあげると違います。右はショウガ科のクルクマ、白、ピンクなどの色もありますが、グリーンですがすがしく!
<いつでも手に入るAYRですが>
優しいライムグリーン 色が強くないので使いやすいです。名前が 'ゴブリン' こんなにも美しいのにもっとよいネーミングだったらよかったような気がします。こちらのダイアンサスは約一週間で寿命でした。菊は'ロサーノシャルロット' 今の時期は丁度国産の菊の生産が少なくなっていますのでこの時期に入手できるのはありがたいです。産地の記載がなかったので輸入物。
<脇役>
レースフラワー 'ニンジン'
普段はセリ科の花粉のアレルギーがあり手にしないのですが、あまりにも立派な出で立ち!茎も太く背丈もあり素晴らしい花です。約一週間楽しめました。
<心奪われた花>
玉川ホトトギス ホトトギスは元来日本固有の花。遠くから来たのか、繊細すぎるのか、花びらはすぐに落ちてしまいましたが、風情ありました。ユリ科ホトトギス属
生徒募集
9月からのレッスン 生徒募集します。花が好きな方一緒にフラワーアレンジメント楽しみましょう。問い合わせ info@act-flower.com 日高